★★山田征さんのチャネル物語①(1988)から編集・抜粋して掲載しています。
◎ 目的を見失った若者の場合は、 ~ 自分が世の中の全ての出来事から切り離され、まるで糸の切れた凧のように、はてしない中空を、あてもなく漂っているかのように頼りなく、寂しく、不安な状態に置かれてしまうのです。彼等をどのようにして本来の生きる目的の中に連れ戻すことが出来るか、この都市空間の中に、ひっそりと埋没してしまっている彼等を、どのようにして見つけていくことが出来るかを、私達も共に考えていく必要があります。
◎ 取り敢えずは、日々の暮らしの中で、まず自分自身の置かれた場所、立場の中で、自分の在りようを、しっかりと見つめていくと良いのです。もちろん自分以外の他の人達にも目を向けていくことは、大切な事ではありますが、まずは自分であると言う事です。良きにつけ、悪しきにつけ、その時その時の自分の姿が、他の人々をも映す鏡ともなりましょう。自分が非常に安定して、良い状態の時には、ひとの事、世の中のありとあらゆる事柄を、その心の状態で見ますので、非常に落ち着き、冷静に、しかも温かく見ていくことが出来ます。
◎ 今回の時代の変わり目と言いますのは、彼、ルシエルの出番となります。
彼によって支えられて参りました、悪なるもの、闇なる部分は、いまこそ取り除かれていく時となりました。
その事により、彼は彼本来の美しい姿に戻ります。と言いますことは、あなた方全ての者が、その本来の姿に立ち返ると言うことになるのです。
◎ 世の中の様々な事も、丁度この霧の中に隠された真実の姿のようなものなのです。本当の姿が見えなくなってしまっているのです。わかるのは、いま自分が生きている、その、足元のところだけなのです。でも、その足元をよく見つめ、気を付けて一歩一歩進んでいけば、決して道を外れ、崖から転げ落ちる事もありませんでしょう。どのような姿のものの中にも、真理といいますものは、潜んでいるものなのです。
◎ 本当に些細な事、風のそよぎ、小鳥のさえずり、何気なく交わした人との会話、ふと見上げた星空のまたたき、そのような事の中から、ふるえるほどの心の感動を覚える、と言った魂の存在もありましょう。そうです。この世の中には、ありとあらゆる学びの素材が満ち溢れています。あらゆる魂レベルの人達が共に生活しています。これ以上の学びやはありません。このように、変動の激しい時にこそ、人々は大きく覚醒できる事を知っています。ですから、なんとかしてこの時代に、肉の身をもって生まれて来たいのです。